タシケントオフィス責任者挨拶文

中央アジアと聞いて心に浮かべるものはなんでしょうか。雄大な自然、長い歴史を物語る建築、美術や音楽をイメージする人もいらっしゃるでしょう。

ウズベキスタンにはユネスコに登録された世界遺産が点在しています。青いサマルカンドをはじめ、茶色いブハラ、聖都ヒヴァなどは、人生で一度は訪れたい魅力にあふれるシルクロードの古都です。

1991年にソ連邦が解体し、中央アジア地域に五つの独立国家(ウズベキスタン共和国、カザフスタン共和国、キルギス共和国、タジキスタン共和国、トルクメニスタン共和国)が誕生しました。それから20年を超えた現在、日本を含めて世界各地で、文系理系を問わず様々な領域で、中央アジア研究が活発に行われています。

筑波大学は「地球文明発祥地帯」に視点を向け、世界的「知」のネットワークを拡げるべく多角的な国際交流を展開しています。2007年にウズベキスタン共和国タシケント市のタシケント国立東洋学大学内に中央アジア国際連携センター(現在は筑波大学タシケントオフィスと改称)を設立しました。

主としてウズベキスタンを含めた中央アジア地域に関する本学の国際連携事業と国際化事業を推進・支援することを目的に活動しています。ウズベキスタンの協定大学も、タシケント東洋学大学、世界経済大学、サマルカンド外国語大学の三校を数えます。本学にはウズベキスタン出身の留学生が2000年度にわずか1名しかいませんでしたが、2010年度には25名を超えています。ウズベキスタンをはじめ、中央アジア地域からの留学生に関して、筑波大学の受入数は国内最大規模でしょう。本学からは4名の派遣学生がウズベキスタンで学んでいます。こうした学生交流を円滑に行うために、本オフィスのスタッフが一丸となってサポートしています。

日本研究、日本語教育研究、中央アジア地域研究などの人文社会科学分野、生命環境科学分野をはじめとする本学の特色ある学問領域を中心として、同地域との学生・研究者交流や共同学術研究の支援に、今後とも全力を注いでいきたいと考えています。

明石純一
タシケントオフィス責任者
人文社会科学研究科准教授