Kohei Sagara

現在のお仕事をお聞かせください。

 オランダサッカー1部リーグのSparta Rotterdamというチームと、同じくオランダにあるSport Medisch Centrum Amsterdamというクリニックでフィジオセラピスト(理学療法士)として活動しています。Sparta Rotterdamでは、メディカルスタッフの一員として、怪我をした選手のリハビリテーションや、傷害予防・パフォーマンスアップのための練習メニュー作りなどを行っているほか、試合当日は選手が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、いつ睡眠をとるか、どのタイミングで何を食べるか、といったプランニングまでしています。Sport Medisch Centrum Amsterdamでは、サッカーに限らず多様なスポーツ選手の診療・リハビリを行っています。また、そうした経験により培ったトップレベルの治療技術を、スポーツ選手ではない一般の患者さんにも提供しています。現在はオランダを活動の拠点としていますが、日本のサッカー界への貢献というのも大きな目標の一つで、World Football Academyという組織の公認インストラクターとして、「サッカーのピリオダイゼーション」というコンディショニング理論を日本で広めるためのセミナー開催や、書籍の翻訳などを行っています。将来的には是非Jリーグのチームでも仕事をし、より直接的に日本サッカーに関わりたいですね。


改めて、筑波大学で良かったと思うことを聞かせてください。

 体育専門学群の中でも、研究領域に幅広い選択肢があったことで、スポーツ医学という分野に出会うことができました。また、所属していたサッカー部以外にもいろいろな部活の学生と交流を持てたことも良かったです。各種目の第一線で活躍する友人達を応援するうちに、サッカー以外のスポーツへの関心も深まりました。多様なスポーツ選手の診療を行う今、とても役立っています。あとはなんといっても、スポーツの世界で働くうえで筑波出身者同士の繋がりは大きいです。セミナーの告知を手伝っていただいたり、日本のスポーツ界の動向について情報交換させていただいたりと、筑波生同士の仲間意識にはとても助けられています。


本学と本学の学生に対してメッセージをお願いします。

 勉強や部活、仲間づくりに最適な環境を提供してくれた筑波大学には感謝しています。これからは是非、より国際的な大学を目指していってほしいと思います。在学時はあまり留学や海外で働くことについての情報が手に入らず苦労しました。卒業生とのネットワークを強めるなどして、海外で活躍する人材の育成に繋げていってほしいと思います。学生のみなさんには、在学中に良きライバルを作ってほしいですね。互いに刺激を与え合い切磋琢磨できるライバルがいれば、きっと成長できると思います。それと、失敗を恐れず常にチャレンジを心がけてほしいです。筑波大学の学生は皆、能力が高い人ばかりですので、挑戦を忘れなければ必ずいい結果を手に出来ると思います。