サンパウロ大学のAdriano de Britto Chaves Fihoとのインタビュー

2015年7月21日から31日開催の6th Summer Research Program in Tsukubaに引き続き筑波大学医学医療系、熊谷嘉人教授の研究室に8月29日まで、Adriano de Britto Chaves Fiho(アドリアーノ デ ブリット チャベス フィホ)さん(ブラジル、サンパウロ大学Ph.D.学生)が滞在しました。2015年8月28日、筑波大学国際室は、アドリアーノさんと指導に当たった熊谷先生にお話を伺って来ました。

国際室 :アドリアーノさんの来日のいきさつとその目的についてお聞かせください。
熊谷教授 :2年前の筑波大学主催の国際会議において、Adrianoのメンター教員であり、日系ブラジル人のMiyamoto先生と会ったことをきっかけに交流が始まりました。お互い、化学を出発点として生物学に帰結するケミカルバイオロジーを志向した研究スタイルが酷似しており、共同研究を模索していた時に、Miyamoto先生から彼が筑波大学医学系サマースクールに参加したいという連絡が来て、これを機会に親電子性脂肪酸によるレドックスシグナル活性化の研究を開始しようということになりました。
本共同研究は、我々が推進している基盤研究(S)「環境中親電子物質によるシグナル伝達変動とその制御に関する包括的研究」(平成25~29年度)にも関連することから、今後の国際共同研究の発展が期待されます。当該サマースクールは約10日間と短いので、Adrianoはさらに1ヶ月間滞在して実験を行った次第です。11月には小生がブラジルを訪れ、関係者に我々の研究成果を紹介して交流を図る予定です。また、2年後に開設予定のグローバルイノベーション学位プログラムの準備室長を担当しているので、本プログラムの紹介も併せて実施するつもりです。

国際室 :アドリアーノさん、自己紹介をおねがいします。
アドリアーノ:Adriano de Britto Chaves Fiho アドリアーノ デ ブリット チャベス フィホでPh. D.の学生です。専攻は、薬学、生物化学です。今回は、サマースクールから引き続き共同研究のため8月29日まで滞在します。

国際室 :筑波大学の感想などお聞かせください。
アドリアーノ:筑波大学は、大変素晴らしくこれから将来の共同研究の機会をいただきました。帰国後は、学んだ知識と経験を研究室のメンバーとわかちあいたいと思います。指導の熊谷先生は研究の事、実験の仕方など丁寧に色々と指導いただきました。

国際室 :滞在中の思い出などお聞かせください。
アドリアーノ:筑波山、鎌倉にサマープログラムの一環で旅行し、研究室の先生と仲間とで日光へ旅行しました。東京は近いので電車で(秋葉原、渋谷、上野動物園など)自分で行きました。滞在中研究室で良い友達ができました。

国際室 :筑波大学にまた戻って来たいと思いますか?また、筑波大学留学をお友達に薦めますか?
アドリアーノ:今回は短い滞在でしたが、もう一度筑波大学へ戻ってきたいと思います。
友人にも筑波大学への留学を薦めたいと思います。

国際室 :熊谷教授から見たアドリアーノさんの印象をお聞かせください。
熊谷教授 :ブラジルというと情熱的なイメージが強いですが、穏やかで実直な青年です。空気のような存在。その一方で、一人で東京を散策するなど、好奇心は強いタイプ。研究室の全員から好かれて、好感度の高い現代っ子です。

国際室 :熊谷教授からアドリアーノさんへ一言お願いします。
熊谷教授 :自身の研究目的をしっかり理解しており、一ヶ月で予想以上の成果を得ることができました。さらに種々の実験手法を習得して、南米のケミカルバイオロジー分野を担う研究者になることを祈念します。体が華奢なので、しっかり食べてパワーを付けること。

協力:熊谷嘉人教授、環境生物学、筑波大学医学医療系、2015年8月28日
場所:筑波大学健康医科学イノベーション棟302
取材:筑波大学、国際室、海外拠点、サンパウロオフィス担当